冷凍スムージー MoguKitchenの南部フランチャイズ加盟店新規開拓

 

弊社はベトナム中部のダナン市にある日系の冷凍スムージーを製造販売する企業、Wely Green社のオフィシャルパートナーとして、ホーチミン市をはじめとする南部エリアのフランチャイズ加盟店開拓支援を担当しております。

もともとWely Green社は、新鮮な野菜の定期配送サービスからスタートした企業ですが、日本の医学博士の監修のもとで健康的なスーパーフードスムージーを開発・製造し、福利厚生の一環としてベトナムのオフィス向けに販売するビジネスモデルで展開する計画でした。

ホーチミン市に拠点がないと言うことで、弊社がホーチミン市で営業代行をしているという情報をネットで見つけられ、営業に協力してもらえないかとのお声がけを頂きました。商品の試飲をした際に、砂糖を一切使用していないにも関わらず、天然の程よい甘さが特徴的な大変美味しいドリンクで、とても気に入る商材でした。

ベトナムでは、「シントー」(Sinh Tố)と言うフレッシュフルーツを使った練乳入りのスムージーが至る所で激安で売られているおり、そのスムージー大国のベトナムで敢えてスムージーで勝負をかけるのはとても大変な仕事になると感じましたが、私自身MoGuKitchenのスーパーフードスムージーを気に入り、弊社の経験ある社員もそのポテンシャルを感じている様でしたので、MoGuKitchenのオフィシャルパートナーとして参画する事に致しました。

当初、オフィス向けの福利厚生のプランで営業活動を繰り広げていたのですが、日系企業からは多少なりの反応はあったものの、ベトナム企業からは福利厚生でスムージーを社員に提供するという考え方がほとんど響きませんでした。また、オフィスに冷凍庫やミキサーを設置するスペースを確保する事や、スムージーを作る手間が掛かる理由などから、多少の契約は頂けたものの、その後の大きな発展には繋がりませんでした。

そうした状況で営業活動を続けていく中で、日本で今流行っている様なオフィス向けサブスクリプションのビジネスモデルが、ベトナムではまだ受け入れられるのに時期尚早だという事実が分かってきた反面、スムージー自体の味には大変高評価を頂いており、会社のOLさん達などからは「もしオフィスの近くにこのスムージーを提供する店舗があったり、デリバリーしてくれる店があったら、きっと飲みに行くかも」と言う意見がある事にも気づきました。

さらに、ホーチミン市内の喫茶店などでヒアリングを行ったところ、フレッシュジュースをミックスして販売するのが好きな店舗がある一方で、スムージーの原料を揃えてミックスする手間などを考えると、あえてスムージーの取り扱いをしたくないと考えている店舗もある事が分かりました。

そこで、MoGuKitchenの冷凍スムージーを、カフェやレストランなどに卸して、そこでお客様にメニューの一部として販売をしてもらう方向性もあるのではないかという事で、Wely Green社と協議をした上で、福利厚生プランからフランチャイズ加盟店を募集する方向性へとビジネスモデルを変更するのはどうかと言う話になりました。

日本と異なり、ベトナムで冷凍配送もベトナムではまだ環境整備が十分に整っていない為、配送コストが高額になるなど、様々なクリアしなければならない問題もありましたが、Wely Green社の企業努力の甲斐もあり、2023年11月あたりからフランチャイズとしてのビジネスモデルが少しづつ整い始めました。

弊社としても、インサイドセールス部隊とフィールドセールス部隊が連携し、ホーチミン近郊の飲食店やカフェへの営業活動を繰り広げた結果、およそ2ヶ月の間でホーチミン市内の11店舗、ファンティエットに1店舗、新規のフランチャイズ契約を頂く事に成功しました。現在でもお陰様で加盟店数は増え続けています。

スーパーフードスムージーに対するベトナムでの知名度はまだ低く、写真を見てもらうだけではベトナムで一般的な”シントー”との違いについて理解してもらいにくく、まだまだ認知度を高めてゆく必要のある商材です。しかし、ベトナム人からすると目新しい商品で、ベトナムで健康志向の人が増えている中で、非常にポテンシャルに溢れている商材であると感じています。

例えば、ある加盟店様に来客されたお客様が、スーパーフードスムージの味を大変気に入られた様で、その後何度もリピーターとして店舗に足を運ばれる様になったとの報告も受けており、今後健康スムージーと言うジャンルの火付け役として、今後大きく発展する見込みもあるのではないかと期待しています。

弊社では営業活動による新規加盟店開拓に留まらず、ご契約頂いた加盟店のフォローやサポート、MoGuKitchenに対する認知を高めるための、試飲会などPR活動などにも積極的に携わっています。

日本で流行っている商品やビジネスモデルが、ベトナムでも同じように展開出来るわけではなく、現地の文化やニーズに合わせてビジネスモデルを調整する事が必要になってくることがあります。今回、MoGuKitchenをベトナム向けに展開出来たのは、Wely Green社の側でも進んで意見に耳を傾けて、柔軟に必要な調整を図って頂けた事で、少しづつですが結果が見えてきたのではないかと感じています。

日本の商材やサービスを異国の地であるベトナムで拡げようと思うと、色々な問題に直面し、その都度乗り越えていかなければなりません。それでも、そこから得られるものは本当に大きいと思います。

MoGuKitchenのスムージーが気になられた方は、ホーチミン、ファンティエット、ダナンにMoGuKitchenの加盟店が複数ありますので、是非飲みにいらして下さい!

MoGuKitchen 公式Facebook 

 

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